世界遺産の宮島や平和記念公園を巡り、歴史と文化に触れる広島の旅は感動的ですが、意外と体力を消耗します。旅の終わりや休憩地点で最高の「ととのい」を体験し、心身をリセットできれば、旅の満足度は格段に向上します。
広島には、瀬戸内海と一体化する天然サウナから、都市のハイグレードな温浴施設まで、あなたの旅のスタイルに完璧にフィットするサウナ体験が存在します。このガイドでは、広島観光の疲れを翌日に残さない、具体的なサウナと観光の組み合わせ方、そしてサウナーが重視する水風呂と外気浴の秘密までを徹底解説します。
1. 広島の旅を最大限に高める「テーマ別サウナ」厳選3選
広島のサウナは、ただ体を温めるだけではありません。そのロケーションや設備によって、全く異なる特別な体験を提供してくれます。
① 【究極の非日常】仙酔島「江戸風呂」:自然を水風呂にする
広島県福山市、瀬戸内海国立公園内に浮かぶ**仙酔島(せんすいじま)**にある、世界的にも珍しい天然の蒸し風呂です。
- 体験の構造: これはフィンランド式のサウナとは全く異なる、洞窟を利用した蒸し風呂です。松の薪を焚き、その余熱と岩盤からの熱で洞窟内を温めます。約70~80℃の穏やかな熱が全身を包み込み、体の芯からじっくりと温まります。
- 水風呂の秘密: 江戸風呂最大の魅力は、「水風呂」の代わりに目の前の瀬戸内海に入ることです。温まった体で海へ飛び込む体験は、都会の人工的な水風呂では決して得られない壮大な開放感と、体と自然が一体となるような**究極の「ととのい」**をもたらします。
- 利用方法と相場:
- 仙酔島にある宿泊施設「人生感が変わる宿 ここから」で利用可能です。日帰りでの利用も受け付けています。
- 料金相場は1,800円~2,000円程度(専用着衣レンタル料込み)が目安です。
- 観光連携: 鞆の浦(とものうら)観光(歴史的な港町、映画やアニメの舞台としても有名)と組み合わせることで、東部エリアの文化とリセットをセットで楽しめます。
② 【都市型最高峰】スパシーレ祇園:天井高2.8mの開放感
広島市安佐南区にある温浴施設で、その設備の充実度と開放感で、地元サウナーだけでなく遠方からの訪問者からも高い評価を得ています。
- サウナの設計: 男性サウナ室は天井高2.8mという、一般的なサウナ室では類を見ない高さが特徴です。座面は贅沢な4段構造で、熱いのが好きな人は最上段、じっくり温まりたい人は下段と、好みに合わせて選べます。この高い天井がもたらす空間の広がりと、良好な空気の循環が、ストレスフリーな発汗を促します。
- 外気浴のこだわり: 露天エリアには、十分に確保された外気浴スペースと、リクライニングチェアが並んでいます。都会の施設でありながら、開放的な空の下で深く呼吸しながら休憩できるため、質の高いリラックスが可能です。
- 利用相場: 日帰り入浴料金は平日1,000円~1,200円程度、週末は1,300円~1,500円程度が目安です。
- 観光連携: 広島市街地から車や公共交通機関でアクセスしやすく、観光後のディナー前などに立ち寄る「リセットポイント」として最適です。
③ 【絶景オーシャンビュー】リブマックスリゾート宮浜温泉 Ocean:宮島を眺める外気浴
日本三景・**宮島(厳島神社)**の対岸に位置する温泉リゾートホテルです。
- 体験の質: ホテル内のスパ(大浴場)にサウナが設置されており、特筆すべきは外気浴からの眺めです。広々とした露天スペースからは、瀬戸内海の穏やかな海とその向こうに浮かぶ宮島を一望できます。日中はもちろん、ライトアップされた夜景を眺めながらの「ととのい」は、旅情を最大限に高めてくれます。
- 利用方法: 主に宿泊者向けの施設ですが、**日帰り入浴(サウナ利用含む)**も可能です。
- 料金相場: 日帰り入浴の相場は2,000円~3,000円程度です(時期や曜日によって変動します)。
- 観光連携: 宮島口から比較的近く、厳島神社観光を終えてホテルにチェックインした後、旅のフィナーレとして利用するのに最適な立地です。
2. 旅の満足度を上げる「サウナ飯(サ飯)」と地元の味覚
サウナ体験は、水風呂と外気浴だけでなく、その後の食事「サ飯」までがセットです。広島の食文化を活かしたサ飯トレンドをご紹介します。
① 発汗後の最良のリセット:ほの湯の「冷やし麺」と「かき氷」
広島市近郊の温浴施設**「ほの湯」**(宇品、楽々園など)の食事処は、サウナーのニーズを意識したメニューを提供しています。
- サ飯のトレンド: サウナで体温が上がった後のクールダウンとして、多くのサウナーが**「冷たい麺類」や「かき氷」を求めます。特に冷麺や、広島発祥のつけ麺**(辛さの調整が可能な冷たい麺)は、汗腺を開きながらも体を冷やしてくれるため人気です。
- 相場観: 温浴施設の食事処での麺類は800円~1,300円程度、特大のかき氷は600円~900円程度が目安です。
- 利用のコツ: 休憩スペースでしっかりと体を休めてから、熱すぎない状態でゆっくりと冷たいサ飯を味わうのが、内側から「ととのう」ポイントです。
② 攻めのサ飯:広島流「汁なし担々麺」で二次発汗を狙う
広島市街地でサウナを利用する場合、サウナ後の最高の刺激として選ばれているのが汁なし担々麺です。
- 体験の深掘り: 広島の汁なし担々麺は、**花椒(ホアジャオ)による痺れ(マー)と、唐辛子による辛さ(ラー)が特徴です。サウナで皮膚の血管が拡張した状態でこれを食べると、血行がさらに促進され、再び汗が噴き出します。これを「二次発汗」**と呼び、デトックス効果を最大限に高めたい上級サウナーに愛されています。
- 相場観: 長寿園やキング軒などの人気店では、並盛りで800円~1,100円程度が相場です。
- 観光連携: MACHI:SAUNA HIROSHIMAなどの市内中心部の個室サウナを利用した後、徒歩圏内にある有名店へ直行するのが最高の「サ飯ルート」です。
3. サウナーが教える!広島サウナの「質」を見極める技術
サウナの満足度は、施設の表面的な豪華さではなく、温度設定や換気、休憩環境の**「設計思想」**にかかっています。
💡 換気の重要性:天井高がもたらす効果
スパシーレ祇園の天井高2.8mという設計は、サウナの質において非常に重要です。
- サウナ室の熱気は、天井に溜まります。天井が低いと、熱がこもりすぎて息苦しくなったり、体感温度が高くなりすぎたりしがちです。
- 天井が高いと、熱気が分散し、室内の空気の対流(循環)が良くなります。これにより、座面の高さによって明確な温度差が生まれるため、利用者は自分にとって最も心地よい温度を選びやすくなり、長時間快適に発汗できます。
💡 水風呂の温度帯:16℃前後がもたらす「快感」
多くのサウナーにとって最も気持ち良いとされる水風呂の温度は16℃前後です。この温度帯は、体温が奪われすぎず、熱った体が一気にクールダウンし、血管が収縮する**「快感」**が得られます。
- ドーミーイン広島ANNEXなどの宿泊施設併設のサウナは、一般的に水温管理が徹底されており、**16℃~19℃**の快適な温度帯を保っていることが多いです。
- 天然水を利用している施設(山間部のサウナなど)は、水質が柔らかく、より肌触りの良い水風呂体験が可能です。
💡 宿泊施設のサウナの魅力:旅の導線としての優秀さ
広島市内の主要なサウナ付きホテルは、観光客にとって非常に有益です。
| 施設名 | 特徴的なサウナ設備 | 観光連携の利点 |
| 天然温泉 芸州の湯 ドーミーイン広島ANNEX | 高温ドライサウナ、水風呂、湯上りアイス・夜鳴きそばサービス | 市内中心部・繁華街に近く、観光後の食事や移動に便利 |
| カンデオホテルズ広島八丁堀 | 最上階の展望露天風呂(スカイスパ)併設のサウナ | 八丁堀電停からすぐ。観光地へのアクセスが良い |
| グランヴィリオホテル宮島-和蔵- | 大浴場サウナ、天然温泉、宮島へのアクセスが良い | 宮島観光を目的とした宿泊とリラックスを両立 |
Google スプレッドシートにエクスポート
これらのホテルは、観光で疲れた後、外へ出ることなくすぐにサウナとリラックスタイムに移れるという、旅の導線としての優秀さがあります。
広島の旅にサウナを組み込むことは、単なる休息ではなく、旅の体験価値を最高に高める選択です。このガイドを参考に、あなただけの究極のリセット旅をぜひ実現してください。
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